MELI-MELO MELOMANE

音楽愛好家的日常
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おせっかい
ジャケット写真でAmazonにリンクしているものは購入ページに飛べます。以前は日本のAmazonの輸入盤価格は、 に対していまひとつ価格競争力に問題がありましたが、最近はかなり下がってきています。更にマーケットプレイスで海外の業者(カリフォルニア州とか英国ジャージー島あたりに登記された業者などから届けられます。)から取り寄せることが出来るようになり、ものによっては犬や塔よりかなり安く入手出来るものもあります。だいたい1〜2週間で到着する(日本での配達はJP)し、今までトラブルはありませんでした。 ちなみに、アメリカ盤はそこそこのようです。アイテムによっては直接、米Amazonから取り寄せると更に安くなることがある(品数にもよります)ので、興味ある方は .com の方も検索してみてください。私の場合、安い運賃の発送でも2週間強で到着しています。英独仏それぞれのAmazonも、他の国に無い独自アイテムがあったりして楽しめます。仏、西あたりだとFnacという手も。なお、品切れで中古の出品者が少ないアイテムは「あり得ない」値付けになっていることもあり、ご注意の程。
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セレブリエール ストコフスキー バッハ
LINK ストコフスキーの編曲を他の指揮者が演奏したものはいくつかあるが、4枚もCDにしているのはセレブリエールくらいだろう。うち、バッハは2枚。オール・バッハ・プログラムというわけではなく、ヘンデルからハイドンまで混ぜているが、メインはバッハ。第2巻の曲選択のほうがポピュラーな曲が多い。ヘ短調のチェンバロ協奏曲のアリオーソだとか、「目覚めよと呼ばわる声す」に「人の望みの喜びよ」「我、汝を呼ぶ、主キリストよ」という具合。ストコフスキーの演奏自体はもっとすっきりしていたような気がする。 特におすすめは、平均律第一巻24番のプレリュード。昔のNHK FM「名演奏家の時間」のテーマ曲でもあった。やはり弦楽合奏で低音のピツィカートが印象的だったが、あの演奏は若杉弘とN響によるものだった(編曲も若杉だったと思うが確かではない)。 バッハ以外でも、パレストリーナのAdoramus Te Christiとか、バードのソールズベリー伯のパヴァーヌとか盛り沢山。バードのパヴァーヌも昔のNHK FM番組で使われていた(番組名は「FMリサイタル」だったろうか。その時の演奏はコリン・ティルニー)。原曲の演奏も意外にCDが少ない。ギボンズにも同名のパヴァーヌがある。 ボッケリーニのメヌエットだとかハイドンのセレナーデなんかが入ってきてちょっと散漫になるけれど、最後は平均律第一巻2番のフーガで締め。 -----
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いい人なんだけどねえ
cover photoB000K2UFQWBach: Goldberg Variationen - Sax Allemande (Farao Classics B108024) サキソフォンによるバッハ、今度はゴールドベルグ変奏曲。Sax Allemande という名前の通りドイツ人(たぶん)3人組の演奏は清水靖晃のチェロ組曲とは全く違う世界である。何と言うか、人好きのするバッハ。先ずはサックスの音色自体に起因するのだろう、滑らかで洗練されていながら、牧歌的なボケをかますような風情。毒舌やちょっとしたマジ切れも憎めない。明るく社交的な振舞いの中にも、ふと眼差しに見せる憂いの光。 総じてべきょべきょとした音が軽々と疾走していくのだが、まあ、ほにゃらとした気分になれる。仕事もてきぱきこなして、敵も作らない、ユーモアもあって、いいひと。 バッハは楽しいね。 いい人だよ。いい人なんだけど、ねえ。 けど、ねえ、って、何さ。 -----
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身も蓋も無く颯爽と
cover photoB0002IJNNK Schubert - Symphony in C major "Great" : Bertrand de Billy, RSO Vienna (Oehms OC339) 90年代からパリを中心に活躍し始め、今やウィーンで押しも押されぬ人気を博しているベルトラン・ド・ビリーの初めての交響曲録音であるシューベルトのグレイト。個人的には、この曲に限らずシューベルトは大の苦手で、早く言えば「どこがいいのかさっぱりわからん」状態なのだが、時々手出しをすることもあるのだ。 私にとって「古楽後」であることは、もうこういう曲を聴く時の必要条件になってしまった。巨匠達の昔の演奏は、悪いけれど気の抜けたビールのように感じられてしまうのだ。残念と言えば残念なことだ。 軽々としたテンポで駆け抜ける第一楽章。テンポだけじゃなくて、ノイジーな音やアーティキュレーションもピチピチしてて気持ちいい。楽器のバランスが面白いところがあって、ふと耳がそばだつ。 第二楽章もルンルン気分(死語)のアンダンテ。これなら俺にでも聴ける! 心を込めて歌うよりも、こんな風に素っ気無いくらいの即物的な美音を連ねるほうが、この作曲家の凄味が分かりやすいんじゃないか。 スケルツォ。これも退屈なんだよなあ、と思って身構える。が、始まると悪くない。トリオへの非連続な接続感も刺激的。そして最初のテーマに戻って、終わる前に驚くような処理のフレーズがあったような。さて、ここで終わっときゃいいのに、この後、フィナーレがあるんでしょう? シューベルト、まったくもう、である。 そのフィナーレ。普通の演奏では、もう勝手にやってて、という感じになるところである。盛り上がればいいってもんじゃないでしょ、と言いたくなるところである。ところが、どこかショスタコーヴィチの交響曲の作為的な躁状態すら思い出させるこの演奏は、最後まで耳を離してくれない。 何と、シューベルト退屈人間の私がダレずにトイレにも行かずに聴いてしまったではないですか。しかも、繰り返しもきちんとやってるからか、こんな快速演奏なのに全部で58分以上かかっていて普通より長時間聴いていることになるのだ。それでも退屈を感じなかったのは、決してこの演奏がすっきり爽やか快適演奏だからではない。むしろ、その身も蓋も無い美しさによるものなのだ。 -----
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無伴奏サキソフォン組曲
bach_shimizuB000NVTI4ACELLO SUITES - YASUAKI SHIMIZU & SAXOPHONETTES (Victor Entertainment VICP63779/63780) いつの間にか2枚まとめて一組になっていた。 バッハの面白い演奏のなかでも屈指の、サックスによる無伴奏チェロ組曲。しかも全曲。専門的にはいろいろ注文を付けられるのかも知れないが、やはり何度聴いても面白いものは面白い。こんな演奏が、いきなり地下鉄の通路の奥から聴こえて来たらどうだろう。重音のところは多重録音で処理しているから、一人では吹けないけれど。 それにしても、同じような試みが他にも有りそうだが、何故かバッハ無伴奏のサックスと言えば清水なのである。世のサックス奏者はバッハを吹かないのだろうか。たて笛ですらいくつか録音があるのだから、サックスのバッハなんかもっとあってもいいと思うけれど。売れないというような商業的理由では無かろうし、技術的要因というわけでもなさそう。多重録音だけでなく空間の残響自体も利用したという仕掛けのオリジナリティゆえ? そもそも、この演奏は単に違う楽器で演奏したというより、全く新しい曲が生まれているような気がする瞬間がある。たぶん、それもバッハの音楽のせいだと言うことにしてしまおう。
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音楽で香を焚く
cover photoB000003VOMTournemire: 2 Offices de "L'Orgue Mystique" - Wilson (Solstice SOCD148) 癒し系音楽と呼ばれるものは、だいたい便所の芳香剤のような押しつけがましいものが多い。ストレサーばかりの現代では血で血を洗うように癒されなければならないのだ。 中にはポプリを部屋に置くように、かそけき上質の芳香音楽もあるだろう。そういうのならば聴いてみたい。 トゥルヌミールのオルガンの曲を聴くと、まるで香を焚いているような気がすることがある。 中古屋の特売で手にした、この「神秘のオルガン」から2つの礼拝分を収めたディスクは、シャルトル大聖堂のオルガンによる演奏。グレゴリオ聖歌の世界をオルガンで表現したような感じで、もちろんこの楽器ならではのダイナミックな曲もあるが、多くは静謐な聖堂にステンドグラスを通じて入ってくる光のような、冷やりとした色彩感に満ちた音楽。心を酔わせたり激しく動かしたりせず、ふと入り込んだ教会堂の空気の中で偶然鳴り始めたような響き。だが、一度、その響きが耳に入って来たら、最後まで自分の手で止めることが出来なくなってしまうような不思議な音楽だ。 全曲(250曲以上あるのです!)を聴くなら、12枚組の Delvallee による全集(Accord)がHMVなどで現役。1万円程度なので無くならないうちにどうぞ。 -----
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まだ萌える、バッハ。
cover photoB000CNEO1GBach : Works for Trumpet - Alison Balsom 懲りずに続けます。今度は、トランペットです。 トランペットとオルガンと言えば、かのモーリス・アンドレか、というところですが、Alison Balsom さん、どうでしょう。細切れ名曲をあえて抑えて、結構充実したラインナップ。BWV972の全楽章からスタート。ヴィヴァルディの L'Estro Armonico の9番を原曲とする明るい曲でトランペット向け。後半は今度はマルチェロのオーボエ協奏曲をアレンジした BWV974 で始めるという凝った作りですが、これってLP時代のアルバム作りのような。 無伴奏チェロやヴァイオリンからも3曲入ってます。BWV1055(チェンバロ協奏曲4番)も全楽章たっぷり。 BWV1067(オーヴァチュア2番)のバディネリで妙技を聴かせた後は、ロ短調ミサのアニュス・デイを配して静かに締めるという心憎い気配り。 ちゃんと、「トランペットを通じてバッハを堪能させる」というあるべき姿になっています。 cover photoB00006JC6Uデビュー・アルバムは、スヴェーリンクに始まり、バッハやパーセルを経て、メシアンやエベンまで到達すると言う、更にマニアックなものだったのですね。 Alison Balsom 公式サイト -----
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萌える、バッハ
cover photocover photo男子のジャケ買い指数を一気に高めるカバー・フォト。以前、塔印音盤店がかなりプッシュしていたらしい。デビュー・アルバムの無伴奏ヴァイオリンからコンチェルトまで、とにかくジャケ買いを誘発して来たララ・セイント・ジョンさん、このアルバムではワールド・ミュージック風味のクロスオーヴァーに仕上げている。と言うことで、お怒り、お嘆きの諸兄も多数いらっしゃることでしょう。まあ、これはこれでいいんじゃない? とも言えるが、やはりララさんには、真っ当な演奏をイケてるビデオで見せて欲しいもの。 そして、こういうアルバムより無伴奏の続編を希望するものである、と書こうとして彼女の公式サイトを見てみたら、何とちゃんと来月SACDハイブリッド盤が発売予定になっているではないか。iTunesで先行発売と言うけれどAACの圧縮データでは萌え要素はどうなるのか、と激しく問いたい。 公式サイトでバッハのコンチェルトなどのビデオ・クリップを観ることが出来る。世の男子中学高校の音楽の授業では是非これらの映像を流して純情な少年たちを悩殺し、鉄は熱いうちに鍛えよの謂い通り、そのままロ短調ミサやマタイ受難曲を刷り込んで頂きたいものである。 (カバー写真借りてて言うのもなんだけれど、品切れになった時の価格はひどいものがある。HMVなら今でも廉価盤価格で売ってるのに。) -----
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バッハ 地味化計画
cover photocover photoBach: Alio Modo (Fretwork) バッハのオルガン曲をオーケストラで色彩豊かに装った Bach Plus 的な演奏は多々あれど、ヴィオール・コンソートによる演奏というのは珍しいのではなかろうか。Bach Lite というか・・・ オルガンよりもずっとマットな響きでいかにも地味〜なのだが、この縮小感が心地良い。幻想曲ト長調から始まり、前半のヤマはパッサカリア。バッハがジョン・ダウランド方面を振り返っているのか。しみじみ味わえるバッハ編曲モノ。「聖アン」のフーガの部分とか、平均律から3曲ほど、そして「音楽の捧げもの」の6声リチェルカーレ。じわりと響くこれらの演奏、原曲の別の姿を発見する楽しみに満ちている。Alio modo にひっかけたタイトルにも座布団1枚か。 3000円超というのも冗談みたいな値段だが、犬マークでも2000円以上になってしまってる。 -----
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イギリスの室内楽
cover photocover photoFRANK BRIDGE : Works for String Quartets - Maggini Quartet (NAXOS 8.553718) マッジーニ・カルテットはナクソス・レーベルに何枚かイギリスの室内楽を録音している。 既にエルガー、モーラン、ウォルトンなどがカタログにある。 今回はフランク・ブリッジの余り耳にすることもない室内楽作品を。 幻想四重奏、ノヴェレッテン、3つの田園詩に続き、ロンドンデリー・エアなどの民謡に基づく小品を4曲ほど。 落ち着いた地味とも言える色合いの音楽。 cover photocover photoVAUGHAN WILLIAMS : Fantasy Quintet, String Quartets Nos. 1 & 2 - Maggini Quartet (NAXOS 8.555300) マッジーニ・カルテットの最新磐はRVW。 ヴォーン=ウィリアムズは、ドイツでブルッフに師事したあとはフランスに赴きラヴェルの弟子になっていた。 弦楽四重奏曲にはその影響が見られると言うのだが、第1番のイギリス民謡風のメロディをアルカイックな感じで調理した味わい、緩徐楽章の田園的な叙情はRVWそのもの。 確かに響きはラヴェルの弦楽四重奏曲を思わせるところもある。 第2番の方は、第1、第3楽章の苦みのあるダイナミズムが、同じく第2次大戦中に書かれた交響曲第5番などの雰囲気もある。 エピローグのアンダンテ・ソステヌートは平和への祈りを感じさせる。 幻想的五重奏曲(五重奏幻想曲?)はもっと親しみやすい曲。 でも NAXOSが1300円って、尼さん高過ぎます。(アメリカでも意外と高いのでそこから輸入してこの価格ってことでしょう。日本の代理店通しても1000円以下なんですが) -----
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ルクーのアンドロメダ
夭逝の作曲家ギョーム・ルクーの音楽を愛する人は多い。ヴァイオリン・ソナタやいくつかの室内楽作品の雄弁ではないが心を静かに震わせる音楽は代え難いものがある。この曲は、彼のカンタータ的作品で、「合唱、独唱者とオーケストラの為の叙情的交響詩」ということになっている。ギリシャ神話に沿ったソーヴニエールという人の筆になるテキストだが、言葉自体は別段面白いものでもない。生け贄にされそうになったアンドロメダをペルセウスが助けるという話。 作曲家自身はこの主題にかなり興味を持っていたらしい。 音楽は、「叙情的」と銘打つだけあってドラマティックな要素は少なく、フォーレの管弦楽曲のような感じ。どことなく暗い感じがベルギーっぽいというか。まあ、フランクの門下だし、この時代の作曲家としてワーグナーあたりの影響も入っている。ローマ賞に応募したが、惜しくも2位となってしまったようだ。ルクーの作品も、ヴァイオリン・ソナタ以外は、ベルギーのレーベルがぽつぽつ録音をするくらいだが、かそけき滋味と言った感じの音楽は聴けば聴くほど愛おしくなる。 オーケストラはリエージュ・フィルで合唱はナミュール交響合唱団。どちらもベルギー南部のワロン地域で、リエージュはアーヘンなどドイツの街に近く、ナミュールはフランス寄り。 LEKEU : ANDROMEDE - Orch Philarmonique de Liege / Barthoromee (RICERCAR RIS099083) -----
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